東横インの別ブランドとして、江戸時代の宿坊を再現した「聖徳INN」を始めます。 江戸時代は弥次さん喜多さんが東海道五十三次の旅をしたように、 たくさんの日本の人達が日本中を旅していて、神社やお寺に泊まったり、 今でいうビジネスホテルのような宿泊施設「宿坊」を利用しながら、農民や町人などの一般庶民が、お伊勢参りに代表される社寺参詣や、お城のあるところや湯治などの旅に広く出掛けていたと聞きます。 当時、武士の参勤交代もあったけれど、庶民が日本中を旅行するという文化・習慣ができたことで、日本のそれぞれの地域の発展につながり、そして日本全体の国の活性化にもなりました。 また当時はいろいろな場所に関所があって、そこの先に行くには1日とか泊まらなければならないこともあったので、そういう時のためにも宿坊みたいなものがあったようです。 神社や宿坊を利用して庶民が旅をするということは、江戸時代の最初の頃から300年以上続いていた日本の文化で、それはすごく合理的で便利で今でも同じではと思います。 豪華な五つ星ホテルよりも、みんなが気軽に泊まれるような宿泊特化型のエコノミーな宿泊施設を日本中に作って、人が往来しやすいような環境を作りたいと思って私が始めたのが東横インでした。 その東横インはおかげさまで日本で300店舗を超え、皆さまに認知されてきて一つの旅行のスタイル、三ツ星ホテルのスタイルとして日本の中にある程度定着してきました。 そこで、東横インの創始者として江戸時代に日本の旅をするための道具として相当流行った宿坊のような宿泊施設を作り、そこでゆっくり休みながらお宮参りに行ったり人に会いに行ったり名所旧跡を訪ねたりしながら全国を旅するという日本古来の考え方の再現に役立てば良いなと考え始めました。 ただ当時は広間で畳に寝ていたし、土間とか今の時代に合わないものもあるのでそれらは今風に直して、神社とかお寺の境内や側とか奥の方の静かなところにリーズナブルな単価で泊まっていただける宿坊現代版を企画してゆきます。 こういう考え方に基づいて東横インとは別のブランドとして、「聖徳INN」という名前にすることにし、この名は仏教でも神社でも両方共に通じる名前だし、「聖徳」は元々電気工事の先代の屋号だからそれを使うことにしました。 これから聖徳INNは昔と違う考え方とか欧米式の考え方も取り入れてゆけば世界スタンダードの形になってゆくかも知れません。 ある程度世界的にスタンダードな形の現代版を作って、日本に来る海外からの世界中の人たちが観光に来て楽しめるような宿として、また色々な地域社会のコミュニケーションツールとしても活用してもらいたいと思います。 コストを下げて、清潔だけれどそんなに高価ではない質素な感じの宿泊施設、江戸時代の宿坊みたいな形でやっていきたい。 ご賛同してくれる方がいたらぜひ一緒にやっていきましょう。
会長挨拶
代表取締役
西田憲正
「聖徳INN」と一緒に考えませんか?
東横インの別ブランドとして、江戸時代の宿坊を再現した「聖徳INN」を始めます。 江戸時代は弥次さん喜多さんが東海道五十三次の旅をしたように、 たくさんの日本の人達が日本中を旅していて、神社やお寺に泊まったり、 今でいうビジネスホテルのような宿泊施設「宿坊」を利用しながら、農民や町人などの一般庶民が、お伊勢参りに代表される社寺参詣や、お城のあるところや湯治などの旅に広く出掛けていたと聞きます。 当時、武士の参勤交代もあったけれど、庶民が日本中を旅行するという文化・習慣ができたことで、日本のそれぞれの地域の発展につながり、そして日本全体の国の活性化にもなりました。 また当時はいろいろな場所に関所があって、そこの先に行くには1日とか泊まらなければならないこともあったので、そういう時のためにも宿坊みたいなものがあったようです。 神社や宿坊を利用して庶民が旅をするということは、江戸時代の最初の頃から300年以上続いていた日本の文化で、それはすごく合理的で便利で今でも同じではと思います。 豪華な五つ星ホテルよりも、みんなが気軽に泊まれるような宿泊特化型のエコノミーな宿泊施設を日本中に作って、人が往来しやすいような環境を作りたいと思って私が始めたのが東横インでした。 その東横インはおかげさまで日本で300店舗を超え、皆さまに認知されてきて一つの旅行のスタイル、三ツ星ホテルのスタイルとして日本の中にある程度定着してきました。 そこで、東横インの創始者として江戸時代に日本の旅をするための道具として相当流行った宿坊のような宿泊施設を作り、そこでゆっくり休みながらお宮参りに行ったり人に会いに行ったり名所旧跡を訪ねたりしながら全国を旅するという日本古来の考え方の再現に役立てば良いなと考え始めました。 ただ当時は広間で畳に寝ていたし、土間とか今の時代に合わないものもあるのでそれらは今風に直して、神社とかお寺の境内や側とか奥の方の静かなところにリーズナブルな単価で泊まっていただける宿坊現代版を企画してゆきます。 こういう考え方に基づいて東横インとは別のブランドとして、「聖徳INN」という名前にすることにし、この名は仏教でも神社でも両方共に通じる名前だし、「聖徳」は元々電気工事の先代の屋号だからそれを使うことにしました。 これから聖徳INNは昔と違う考え方とか欧米式の考え方も取り入れてゆけば世界スタンダードの形になってゆくかも知れません。 ある程度世界的にスタンダードな形の現代版を作って、日本に来る海外からの世界中の人たちが観光に来て楽しめるような宿として、また色々な地域社会のコミュニケーションツールとしても活用してもらいたいと思います。 コストを下げて、清潔だけれどそんなに高価ではない質素な感じの宿泊施設、江戸時代の宿坊みたいな形でやっていきたい。 ご賛同してくれる方がいたらぜひ一緒にやっていきましょう。